2020年2月21日から始まったauの「かえトクプログラム」。ほとんどの人が加入していたであろうアップグレードプログラムの新規受付は2019年9月30日をもって終了しました。けれども、アップグレードプログラムはなにがなんだかわからないまま加入していた・・・という人も多いはず。ここでは「かえトクプログラム」に加入した方が良い人と加入しない方が良い人を解説していきます。
他の記事で「かえトク」プログラムに加入するデメリットはないと紹介しました。
はい。加入するデメリットはありません!
だったらとりあえず加入しておいた方がいいんじゃないの!?
ただ、加入した後に実際にかえトクプログラムの特典を使うことのデメリットがある場合があります。
それでは、この「かえトク」プログラムに加入した方が良い人・加入しない方が良い人を解説していきます。
加入した方が良い人・加入しない方が良い人
・どうしても2年で最新機種に買い換えたいという強いこだわりがある
上記の方は加入した方が良いです。というか絶対に加入してください。(笑)
反対に
・別に2年で最新機種に買い換える必要は無い、少しでも安い方が良い
このような方は加入しない方がよいです。
また、
・2年後に最新機種にしたいかどうか今は決められない
このような方はとりあえず加入した方が良いです。
2年後に「かえトクプログラム」の特典を利用して新機種にするか、特典を利用せずに今の端末を使うか判断すればよいです。ここの判断が大事です。
加入しない方が良い人の理由
それではなぜ加入しない方が良い人がいるのか・・・
それは、加入してしまうと別に2年で最新機種を利用したいとう強いこだわりがあるわけではないのに「かえトクプログラムの特典を利用したほうがお得だ!」と思い込み、もっと安く済む方法があるにも関わらず、特典を利用して、2年後に店員さんに言われるがままに新機種に買い換えてしまうからです。そのような人は、最初から加入しない方が良いのです。(わたしもそうでした・・・)
まず、「かえトクプログラム」に加入した場合と加入しなかった場合の月額料金を比較してみます。
そもそも、「かえとくプログラム」とは、そのスマホの2年経過後の価値をKDDI側が推定し、それを残価として設定する。その残価を本来のスマホの機種代金から引いた価格を購入者が24ヶ月間で支払えば良い、というものです。わかりにくいので実際に計算してみましょう。
① iphone11 128GBの場合(かえトクプログラム適用あり)
かえトクプログラム月額利用料:無料
本体価格 ¥96,480
2年後の残価 ¥39,670(購入時に決定される)
購入者が2年間で支払う金額 ¥96,480-¥39,670 = ¥56,810
月々の端末代金 ¥56,810÷23ヶ月 (購入してから24ヶ月目まで) = ¥2,470
なぜ23ヶ月なのかというとスマホ購入1ヶ月目は機種代金は支払わないからです。
② iphone11 128GBの場合(かえトクプログラム適用なし:24 回払い)
本体価格 ¥96,480
購入者が2年間と1ヶ月で支払う金額 ¥96,480
月々の端末代金 ¥96,480÷24ヶ月 (購入してから25ヶ月目まで) = ¥4,020
かえトクプログラム適用ありと同様に1ヶ月目は機種代金は払いませんが、こちらは24ヶ月かけて
支払っていきます。
③ iphone11 128GBの場合(かえトクプログラム適用なし:36 回払い)
本体価格 ¥96,480
購入者が3年間と1ヶ月で支払う金額 ¥96,480
月々の端末代金 ¥96,480÷36ヶ月 (購入してから37ヶ月目まで) = ¥2,680
④ iphone11 128GBの場合(かえトクプログラム適用なし:48 回払い)
本体価格 ¥96,480
購入者が4年間と1ヶ月で支払う金額 ¥96,480
月々の端末代金 ¥96,480÷48ヶ月 (購入してから49ヶ月目まで) = ¥2,010
→2020年2月時点での「かえトクプログラム」適用後の端末価格一覧
- 月々¥2,470、2年間で総額¥56,810を支払って端末をauから借りている
- 月々¥4,020、2年間で総額¥96,480を支払って端末を購入
- 月々¥2,680、3年間で総額¥96,480を支払って端末を購入
- 月々¥2,010、 4年間で総額¥96,480を支払って端末を購入
②を選ぶ方はあまりいないと思いますので、①と③、①と④の比較になります。
(auはしきりに①と②を比較して「かえトクプログラム」はとってもお得だとアピールしています!!)
①と④では④の方が金額が安いことは明白ですね。
では①と③ではどうでしょう。
例えば6年スパンで考えたとき、次に購入する端末の値段にもよりますが前回と大体同じくらいの価格だと考えると
①の場合:¥56,810×3=¥170,430(自分のものにはならない)
③の場合:¥96,480×2=¥192,960(購入なので自分のものになる)
わたしの感覚だと①が賃貸アパートで③がマイホームという感じです。
約¥22,500の差ですが、③の場合では①の場合より機種変更の回数が1回少ないです。
ということは機種変更手数料1回分¥3,300を¥22,500から引いて
¥22,500-¥3,300 =¥19,200
実質¥19,200の差です。
もし③の場合、1台目のスマホ、2台目のスマホ合わせて¥19,200以上で売却できた場合
③の方がお得ですね。
実際、2台合わせて¥19,200以上で売却できる可能性はかなり高いです。
(例えば現在、2017年9月22日に発売されたiphone8は64ギガで1万円台後半から2万円台後半の価格でフリマアプリメルカリにて売却されています)
ですので、
・別に2年で最新機種に買い換える必要は無、少しでも安い方が良い
このような方はどうしたらよいのかというと、
- かえトクプログラムに加入せず④の48回払いにする。
- かえトクプログラムに加入せず③の36回払いにして3年後に売却する。
結論
auかえトクプログラムは、
- どうしても最新機種を使用したい!このような人にはとてもお得なプログラム
- 最新機種を使用することに特別こだわりがない人にはあまりオススメしない
また、最新機種を使用することに特別こだわりがない人は
- かえトクプログラムに加入せず④の48回払いにする。
- かえトクプログラムに加入せず③の36回払いにして3年後に売却する。
こちらのほうがお得な可能性が高いです。
是非みなさん、自分が最新機種がどうしても欲しい!のか、そんなに最新機種にこだわりがない!のか考えて、auかえトクプログラムの加入・非加入を考えてみてください。